従業員をどう育成していったらいいでしょうか?

経営はよく言われるように「人・もの・金」をどう使いこなすかが重要な点です。その中でも、特に影響が大きいのは「人」です。「人」はうまく活かせば、限りない力を発揮し組織の売上、利益に大きな効果をもたらしますが、逆に働くと大変な結果を招きます。つまり、「もの・金」は定量的に見れるものであるのに対して「人=従業員」は、そのモチベーションが高いか低いかによって結果が大きく変わってきます。

では、そのモチベーションを上げるために重要なことはといえば、第一に報酬でしょう。ただ、ここでいう報酬は高い低いではなく、成果に見合っているか、相対的に公平な分配ができているかといったことが大切になると思います。成果を上げていない者が高い報酬を得るようではやる気は失せてしまうでしょう。

また、報酬とともに大切なのは達成感、やりがいといったことです。もちろん、こうしたものは、業務で実施した結果が業績として数字で現れることでも得られますが、それだけではなく、言葉での評価が大切です。うまくいったときに褒めるだけでなく、躓いた時に励まし、悩んでいる時に相談に乗ったりすることで、従業員自身がその組織にとって如何に重要な存在かを認識すれば、モチベーションは上がるはずです。