企業経営をするにあたり、将来の事業環境などを考えて、的を得た事業モデルをたてることが大切です。そのためには、まず、自社の経営資源を考えることが必要です。
自社の強みは何か、弱みは何かを理解して、今後進出すべき事業分野があるか否か、撤退すべき事業分野があるか否かを考えることが最も重要なことです。得意分野でもないのに、新たに新規の事業分野に参入することは、とてもリスキーなのです。万全な事業モデルをすでに構築しており、その経営資源を新規分野に投入するならば、リスクはなく万全な体制で新規事業に参入することもできます。
しかし、魅力ある事業分野は、どの会社でも興味を持っており、参入する企業が多いです。自社の強みが本当にあるならばよいのですが、いざ、他社と競合してみると、負けてしまうという可能性もあります。あまり強調すべきことではないかもしれませんが、競合の企業がいる場合には、協業することもよろしいです。他社には決して負けないような事業モデルを構築して、強みを発揮すればよろしいのです。また、既存の事業モデルを崩してまで、新規事業に参入することは決して得策ではありません。多くの場合、新規事業に参入する場合には、多額の資金が必要になります。既存の事業を万全にして金のなる木を求めることが大切なのです。